アラフォーのイナバウアー

洗濯物を取り込んでいたら腰痛になった。

トリノ五輪荒川静香の如く後ろの方のホスクリーンに掛かっているタオルを取ろうとした瞬間、腰に激痛が。

普段職場で華麗にスベっている私だが、イナバウアーは苦手なようだった。

激痛と同時にわりと大きな声もあげたが、妻が様子を見にくる事はもちろんない。

しばらく変な汗を分泌しながらうずくまり、ようやく歩けるようにったので、妻に変わってもらおうと一部始終を説明したら、

「トシだね」

と、スケートリンクよりも冷たい言葉をいただきました。

それならもっと労わってくれてもいいものだが、年寄りは労わるものだという事は知らないのだろう。

脱ぎたい!というか、服を着たくない。

最近暑くなってきた。

暑くなってくると辛いのが風呂上がり。本当はパンツ一枚でリビングに行きたい。だが私はマスオ。ちゃんとTシャツを着てリビングに行く。せっかくお風呂でキレイに流した汗がまたまとわりついてくる。

そんな事気にしないで、半裸でリビング行けばいいじゃない!と思うかもしれない。だがそんな事できるくらいなら、こんなブログに愚痴なんて書いていない。

 

一度妻に、風呂上がりに汗が引くまで上半身裸でいたいなーと愚痴ったときに、妻は「すれば?」と簡単に言ったので、じゃあ俺の実家で風呂上がりに、そのユニクロのブラトップのままリビングこれるの?と聞いたら、黙り込んでしまった。

ちなみに結婚して結構経つが、妻は一度も私の実家で泊まった事どころか、お風呂に入った事もない。

賞味期限切れのビール

お義母さんが、友達の所から缶ビールを3本もらってきたらしく、ビールを勧めてくれた。

貧乏症の私は、ビールは今度にとっておいて今日はいつもの発泡酒を飲もうと手にした瞬間、お義母さんが、「先にビール飲んで」と言うのでビールを飲むことにした。

一瞬、何でかな?と思ったが、貰い物なので頂きなさいと言う意味かなと思い、缶ビールに口をつける。

久しぶりの「ビール」だー!と、少しテンションが上がりゴクゴク飲んだ私を、何やらいつもと違う味が襲う。

??おいしくない。

嫌な予感がして、お義母さんがこちらをみていないスキを狙って缶の底に書いてある賞味期限を確認する。

2015年3月。

私は絶句した。

先に飲むよう勧めたのはこのせいか。

と思うと同時にお腹が心配になってきた。お腹がすこぶる弱い私はその時点でもう下痢になりつつある。そして、残ったビールをどう処理しようか考える。

結局お義母さんがトイレに行った瞬間に、スーパードライよりもキレキレな動きでシンクに行きビールを流して何事もなかったかのように席に戻った。

お義母さんがリビングから出て行ったのを確認してアイフォーンで「ビール 賞味期限切れ 2年」と調べる。

どうやら飲めない事はないらしいので、ひとまず安心する。

さて、あと2本。

普段1本しか飲まないので、いきなり3本空けるのはおかしいので、これから数日かけてバレずに処分するしかない。

人のふり見て我がふり直せ

ドミノピザで配達状況がGPSで見られるという事を知り、
前にすげぇすげぇ!と言って妻に画面を見せたら、
「こんな事までしないといけないんかね。かわいそうに。」と言いはなち、
凄いサービスだと盛り上がってた私を半日放置したピザのように冷めさせ心を乾燥させた妻だが、その三ヶ月後ピザを頼んだ時に妻がこう言った。
「まだかなー。今どこら辺にいる?」

「えっ?」

私は耳を疑った。
ドミノピザは前回から数回頼んでいるが、妻に冷たくあしらわれて以降、
GPSのサービスは見ていない。

またある日、ヨドバシドットコムで夕方頼んだ商品が翌日届いたことに対して、
「すげぇすげぇ!アマゾンよりスゴイゾン!」と言っている私に対し妻はこう言った。

「そんなすぐ欲しいなら買いに行けばいいのに。そんなに直ぐ届けないといけないかね?」

それから数ヶ月後、夜も8時になろうとする頃、妻がこう言った。

「今から頼んだら明日来ないかな?」

 

人のふり見て我がふり直せ。

こんな風にならないように、自分の行いを振り返ってみたら、ひとつ思い出した。(妻)
子供の寝かしつけでほぼ一緒に子供と寝てしまう妻は、
その間家事を一通り終わらした私にこう言ったのだ。

「朝するから、少し残しといてくれればいいよ」

ところが先日、仕事が遅くなり疲れ果てて帰ってきたので、
食器を洗うまでの元気が無くそのまま寝てしまったことがあった。

翌日朝ごはんを食べようと準備したら茶碗がない。

なぜなら昨日「私が」洗ってないからだ。

人のふり見て我がふり直せ。
人のふり見て我がふり直せ。
人のふり見て我がふり直せ。

しかし、それだと私だけがどんどん酷くなっていくだけの気がする。

湯豆腐でご飯がたべられるようになりたい。

皆様は湯豆腐をおかずにご飯が食べられるであろうか。

このブログを読んでくれている知的好奇心旺盛な紳士淑女のみなさんは、
当たり前のように湯豆腐でご飯を食べられるかもしれないが、
私には無理だ。

正確には湯豆腐と、ふきの煮物だ。
我が家は晩御飯はお義母さんが作ってくれている。
暖かい日が続き急に冷えたある日、身体が温まるでしょ?という事でお義母さんが作ってくれた晩御飯。
いつも、自分で食べる分量のご飯は自分で用意するのだが、
危険な空気を察した私はご飯を用意せずに席に着いた。

そもそもあまり好きではない湯豆腐を器に入れ、
口をつけた瞬間お義母さんが席をたち、
しばらくして「ごめんごめん、ご飯なかったね」と言ってご飯を持って着てくれた。
なんて優しいのだ。お義母さん。

「あぁ、すみませーん」といいながら受け取ったものの、
「湯豆腐でご飯食べられるわけないやん」と言えるはずもなく、
さてどうしたものかと途方にくれる。

こんなに冷凍庫にある唐揚げを恋しく思うことがあっただろうか。
いや、冷蔵庫にある5日前に賞味期限が切れた納豆でもいい。
私は湯豆腐ではご飯が食べられないのだ。
しかしこれまたせっかく用意してくれた湯豆腐を前に、
自分で納豆を別に用意する事なんてできるはずもなく、
アラフォーにして我慢してご飯をおかずにご飯を食べたのであった。
小さいころ、嫌いなおかずでご飯を食べた日の記憶がよみがえる。
ちなみにふきの煮物でもご飯は無理だ。