賞味期限切れのビール

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お義母さんが、友達の所から缶ビールを3本もらってきたらしく、ビールを勧めてくれた。

貧乏症の私は、ビールは今度にとっておいて今日はいつもの発泡酒を飲もうと手にした瞬間、お義母さんが、「先にビール飲んで」と言うのでビールを飲むことにした。

一瞬、何でかな?と思ったが、貰い物なので頂きなさいと言う意味かなと思い、缶ビールに口をつける。

久しぶりの「ビール」だー!と、少しテンションが上がりゴクゴク飲んだ私を、何やらいつもと違う味が襲う。

??おいしくない。

嫌な予感がして、お義母さんがこちらをみていないスキを狙って缶の底に書いてある賞味期限を確認する。

2015年3月。

私は絶句した。

先に飲むよう勧めたのはこのせいか。

と思うと同時にお腹が心配になってきた。お腹がすこぶる弱い私はその時点でもう下痢になりつつある。そして、残ったビールをどう処理しようか考える。

結局お義母さんがトイレに行った瞬間に、スーパードライよりもキレキレな動きでシンクに行きビールを流して何事もなかったかのように席に戻った。

お義母さんがリビングから出て行ったのを確認してアイフォーンで「ビール 賞味期限切れ 2年」と調べる。

どうやら飲めない事はないらしいので、ひとまず安心する。

さて、あと2本。

普段1本しか飲まないので、いきなり3本空けるのはおかしいので、これから数日かけてバレずに処分するしかない。